使命は畳を後世に残すこと
夢は畳を世界へ広めること
私たち久保木畳店は1740年に福島県須賀川市の地で創業し、
「畳」を通して地元の方々の生活の一部に貢献することを
使命として活動しております。
私たちが繋いできた伝統、それはこの活動の積み重ねそのものです。
一つ一つのご依頼を大切にし、真面目な仕事をする。
変わりゆく時代の中でも、それは今後も変わらず、
地元に根差して地域のために貢献していきたいと考えております。
畳の良さとは何か。
断熱性やクッション性などの機能面だけでなく、
い草の香りの落ち着きや触った時の温もりなど、
言葉では言い表せない日本人の心に沁みついた
情緒的な部分だと私たちは考えます。
私たちはものづくりを通して、その“畳の良さ”を大切にし、
多くの方にお伝えしていきたいと思っております。
畳の語源は「畳むもの」
元来、畳は茣蓙(ござ)など薄い物の総称で、板の間の上に敷いて使用されていました。
使用しないときは畳んで部屋の隅などに置いたことから
「タタム → タタミ」と呼ばれるようになったと言われています。
昨今、生活様式の西洋化に伴い、和室の数が減少しています。
私たちは和室の畳を大切にしながらも、
原点回帰で板の間の上に敷く畳(置き畳)の展開にも力を入れています。
私たちは新たな畳文化の創造にも挑戦しています。
畳に触れる機会が減りつつある現代において、
落ち着きや温もりなど、畳の持つ良さを生かしながら、
畳の素材を用いて様々なものづくりをしています。
畳コースターや畳べりのバッグなどがその一例です。
文化・伝統を残すこと、それは現代に合わせてカタチを変えて順応させていくことだと考えます。
私たちは、畳の良さを体験できる空間づくりにも挑戦しています。
お茶や和菓子を楽しみながら寛げる「 TATAMI SALON 」
い草の香りを感じながら癒される「 TATAMI HOTEL 」
畳づくり体験や製造過程の見学ができる「 TATAMI VILLAGE 」
和室を持たない方へ畳に触れる空間を提供することも
畳を後世に残していくことを使命としている私たち久保木畳店の務めです。
2020年1月、1台のスーツケースに畳を詰め込んで
向かった先はアメリカ・ニューヨーク。
そこから私たちの世界への挑戦が始まりました。
雪が舞うニューヨークでの市場調査と飛び込み営業。
国内で他社とシェアを競い合うのではなく、
畳の価値を高めて新たな市場を開拓する。
これも私たちの使命だと考えます。